明けましておめでとうございます。
本日、皆さんと共に健やかに仕事始めを迎えることが出来ますことを喜び、感謝の念を新たにしたいと思います。
新しい年が、皆さんを始めとし、ご家族、関係者にとって健やかで輝かしい年となり、地域に幸せの和が広がりますことを祈念いたします。
さて、昨年は御代替わりにより、元号が平成から令和へと代わる記念すべき年でありました。私たちの仕事に目を向ければ、国土強靭化を大命題とした防災、減災への取り組みが高まり、人々の安心で安全な生活を守るためのインフラ整備に加え、インフラの機能維持に係る仕事が増えました。そのことにより、私たちの産業、仕事に対する社会からの要請が高まり、仕事内容も大きく変わりました。同時に産業人口の減少と高齢化が進む中で、国を挙げての施策である“働き方改革”に取り組み、働き甲斐があり永続性のある仕事環境を作り出すことを模索する元年でもありました。
私たちの産業は平成の三十年間で、市場が急激な拡大から急減するという大きな変化を経験しました。令和の時代は、平成の時代のような市場の規模的な変化より、社会の要請による仕事内容の変化や技術革新による仕組みやスピードが大きく変化することが予想されます。いつの時代も環境は絶えず変化するのが常ですが、私たちにとって最も必要とされ、存続の鍵となるのは、仕事環境の変化や新技術に対し柔軟に対応していくことであります。そのことは、ダーウィンの進化論を始め、多くの先人が『最も強い者が生き残るのではなく、最も賢い者が生き延びるものでもない。唯一生き残ることが出来るものは、変化できるものである』という教えに表されています。
令和二年、新しい時代の幕明けの年であります。変化に対応することこそ成長であり進化であると捉え、この一年、皆で経営理念、経営方針を共有し、一人ひとりが『主体的になること』『前向きに取り組むこと』『力を合わせること』を大切にして歩み、素晴らしい令和の歴史を一緒に築いてまいります。
この一年間の皆さん、ご家族のご健勝を祈念し、仕事始めの挨拶とさせていただきます。
和田晶夫