当社は、創業以来四十余年、役職員が一丸となって歩み、今日までの伝統と歴史を築いてまいりました。この間の地域社会、関係者様からの温かいご支援、ご指導に感謝するとともに、物故者、先輩諸氏のご尽力にあらためて敬意を表したいと思います。
企業の三大責任は『社会性の追求』『人間性の追求』『利益性の追求』であり、実現するために使命感をもって取り組まなければなりません。
当社は、創業以来『地域に幸せの“和”を広げる』ことを理念として歩んでまいりました。今まで、数々の困難や障害と向き合っても、この理念がバックボーンとなり、乗り越えることが出来ました。この理念は、当社が社会の公器として企業の三大責任を果たし続けてこそ価値あるもの、存在意義を示すものであり、私たちの使命であると言い換えることが出来ます。
『使命感』という言葉は、時として厳しさや緊迫感、悲壮感を感じることもあります。しかしながら、『使命感』を持つことはプロとしての条件であります。
私たちの使命『地域に幸せの和を広げること』を果たすには、まず、自分自身が成長、発展し、幸せになることが不可欠です。そのためには、自分自身が“仕事を楽しむ”ということが大切であると思います。仕事を楽しみ、お客様や周囲の人々へ幸せの和を広げましょう。
孔子の言葉に、『知之者不如好之者、好之者不如楽之者』(これを知る者はこれを好む者に如かず、これを好む者はこれを楽しむ者に如かず)というものがあります。この言葉は、「あること(仕事や趣味)を理解している人は、それを好きな人にはかなわない。あることを好きな人は、それを楽しんでいる人にはかなわない」といった意味に解釈されます。
この一年間、自分自身が“楽しむこと”を原点とし、それが最上のことであることを皆が共有し、“厳しい中にも、明るく伸びやかな企業風土”を築いていきたいと思います。