「職業奉仕」という言葉をご存知でしょうか?
一般的には馴染みのない言葉ではありますが、この言葉はロータリークラブの理念となっている言葉であります。
さて、近年、我々の携っている地方の公共事業に対し、地方の実情を知らない無責任なマスコミ等から「税金の無駄使い」とか言う批判があびせられています。ダムの問題、道路、農村整備等について面白おかしく取り上げ、これに対し都市型の政治家、批評家がもっともらしく論評する様子を見ると残念でなりません。
過疎地の公共事業は人口、産業だけを考えると必ずしも優れた費用対効果を発揮するとは言えません。しかしながら、大きな意味で自然環境、国土・地域の保全、文化の継承等を考えれば有意義な投資ではないかと考えます。
起工式・竣工式等に参加するたびに思うのですが、地域住民の道路、下水道、水道等の施設建設への期待、また、完成をむかえた喜びの声に触れるたび、一技術者としてささやかな満足を感じます。
「職業奉仕」とは、「自分の職業に誇りを感じ、職業を通じ社会に対し広く貢献すること」といった意味であります。私たちは、効率的な社会資本整備を行ううえでその基礎となる、計画、調査、測量、設計を担っています。
社員の皆様が、それぞれに「仕事に対する誇り」「満足」を得ていただければと思います。
今日から下半期のスタートです、各部署とも多忙な時期を迎えますが、時には、断片的な作業だけでなく、携わっている事業、地域全体を見つめると良い意味でのリフレッシュが図れるのではと思います