先日、『文字・活字文化推進機構』という財団法人のテレビコマーシャルを目にしました。ご覧になった方もいらっしゃるのではないかと思いますが、積上げられた本に梯子をかけて青年が昇り、そこから様々な知識や知恵の層を吸収することを『知層』とかけて表現したCMであります。
『知層』という言葉が印象に残るものでありましたし、加えて団体名にも興味を持ちましたのでHPで活動内容を見てみました。この法人は、文化や歴史の基盤である日本語の深い理解を通じ、表現力や思考力を持った人材を育て、豊かな社会を作ることを目的に、民間企業の賛同により2007年に設立された財団法人です。
文字・活字に親しむことの大切さは今更申すまでもありません。新聞の購読をはじめ日々の生活や日常の業務でも文字・活字と向き合っておられることと思いますが、私をはじめ文字・活字に対する苦手意識のある人が多いのではないでしょうか。読書の秋、加えて今年、2010年は国民読書年と言うことでこの財団法人を中心として様々な催し、取り組みが行われるようです。この秋には、当社でも外部講師を招いて文章に親しむ取り組みを企画しています。
業務の成果は当然として、受注活動段階のプロポーザル、プレゼン等においても文字・活字が企業の思いを的確に伝え、評価される重要な手段となっています。また、文章はその人の品格や人間性をも表現するとも言われています。
スーパー猛暑と言われた長い夏も終わり、過ごしやすい季節を迎えました。秋の夜長に文字・活字と親しみ、お互いに『知層』を高めてまいりましょう。