7月は全国的に観測史上例のない酷暑となりました。松江気象台の観測データを見ますと、最高気温が35度を超す猛暑日は16日を数えました。(昨年の7月は3日です)。また、夜間の最低気温が25度以上の熱帯夜は21日となりました。(昨年の7月は16日です)
私はこの酷暑に夏バテ気味でもあり、鬱陶しい日々を過ごしていましたが、それを吹き飛ばしてくれる“涼風”が届きました。“涼風”とは全社を挙げて目指した国土交通省の表彰の知らせです。
◎浜田河川国道事務所 事務所長表彰
江の川谷地区取水設備設計業務
◎松江国道事務所 事務所長表彰
松江国道事務所管内修繕測量設計業務
この二つの業務は、業務領域が多岐にわたり、工期もタイトでしたが、管理技術者を中心として社内の多くの人が直接、間接的に様々な役割を果たし、加えて関係者、協力会社とも一体となることでお客さまから高評価をいただきました。皆さんのご尽力に感謝を申し上げます。
古くから言い伝えられた言葉に『駕籠に乗る人担ぐ人、そのまた草鞋を作る人』というものがあります。その意味は、世の中には様々な役割があって、いろいろな人が尊重し合い、助け合ってこそ良い成果を生むことが出来るという教えです。私たちの業務に例えると、籠に乗る人を管理技術者とするなら、駕籠を担ぐ人は個別業務の担当や照査者、協力会社の人たちです。さらにはその足元を支えているのは多くのスタッフで、その総力を結集することで良い成果を作り上げることが出来ます。総力を結集することとは、目標を共有し、それぞれの役割を尊重し、ひとり一人がプロのプライドを持って前向きに取組むことです。
8月も酷暑が続くようです。良い仕事をし、お客様に喜んでいただくことが何よりの“涼風”となります。その“涼風”により新しい仕事と出会うチャンスが生まれ、チャレンジの機会となり、組織、個人ともに成長、発展することが出来ます。
みんなで“涼風”を吹かせ酷暑を乗り越えましょう。
和田晶夫