当社の七つの問いかけの最後は、「楽しんでいるか」で結んでいます。
誰しも仕事や生活を楽しむことが出来れば、それが最良であることは言うまでもありません。孔子の言葉に、『知之者不如好之者、好之者不如楽之者』(これを知る者はこれを好む者に如かず、これを好む者はこれを楽しむ者に如かず)というものがあります。この言葉は、「あること(仕事や趣味)を理解している人は、それを好きな人にはかなわない。あることを好きな人は、それを楽しんでいる人にはかなわない」といった意味に解釈されます。
ここで言う“楽しむ”と言うことを広辞苑から拾ってみると、その意味は「心が満ち足りて安らぐ」というものです。仕事において“楽しむ”とは、「自分で価値を見つけ、それを達成するために精いっぱい働く」ことであると思います。
私たちは、『楽しむ=自分で価値を見つけ精一杯働く』ことを、仕事の中でどのように実践していくかが大切であると思います。そのヒントが先日目にした記事に出ていましたので、私なりに解釈を加えて引用させていただきます。
① 時には遊べ、早く帰れ(メリハリが大切)
② やらされ感を持たない(積極性と使命感)
③ パニック状態にならない(頭と心の整理)
④ 新しい自分作り(自己研鑽、自分が変わること)
⑤ 昨日と同じ仕事の仕方をしない(日々改善と進歩)
⑥ 納得した目標の策定(目的、ビジョンを持つこと)
⑦ マイナスの気持ちを持たない(プラス思考)
以上のどれもが当たり前のことではありますが、兎角、忙しくなると失いがちになります。忙しい時であるからこそ、本人、仲間同士の助け合い、気づきあいにより軌道修正し、“仕事を大いに楽しんで”年度の締めくくりを有終の美で飾りましょう。