この半年間、メジャーリーグ、エンジェルス大谷翔平選手の活躍が連日のように報道されています。前回、9月27日に先発登板したマリナーズ戦をテレビ観戦しました。球場全体が大谷選手を応援する中、そこで威風堂々とプレイをする大谷選手の雄姿に感動しました。
日本人メジャーリーガーの先駆者は野茂投手で、独特な投球フォームから、フォークボールを駆使しメジャー通算123勝をあげました。その後には2度の首位打者をはじめとし、シーズン最多安打など、数々の記録を塗り替えたイチロー選手や名門ヤンキースの主軸として活躍し、ワールドシリーズMVPを獲得した松井選手などが知られています。何れも記録と記憶に残る素晴らしい活躍でしたが、今シーズンの大谷選手の投手、打者に加え走者としての活躍は、三選手の特長を一人で併せ持つ、アニメのストリーにも描けないような異次元のものであると思います。あと一回の先発登板があるようですので、野球の神様ベーブ・ルース以来103年ぶりとなる2桁勝利・本塁打を達成し、さらにはホームラン王とMVP獲得を期待し、ワクワクして応援したいと思います。
大谷選手は並外れた身体能力を持っていることで知られていますが、その才能に甘えることなく、目標を明確にした科学的なトレーニングを重ね、そこから得られた確固たる自信を持って、ベースボールを純粋に楽しんでいるように見えます。大谷選手のチャレンジは、メジャーでの二刀流という前例のない偉業です。それに向け『楽しむ』ことをエネルギーとして、成功を重ね成長を遂げているように感じます。大谷選手が、ベースボールを楽しみながらチャレンジする姿は、日本人だけではなく、世界中の人に夢と希望を与えているのではないかと思います。
当社にも仕事を楽しんでいるプロがたくさんいます。先日、ある人が、新しい分野の業務にチャレンジすることを申し出てくれました。たいへん多忙な彼ですが、情熱と探求心を持って、仕事を楽しんでいる姿に今までに何度も心を打たれました。今回も彼のチャレンジを応援したいと思います。
今日から下半期のスタートです。『忙しいから』『環境が悪いから』などと言って否定的になることなく、何事も前向きにとらえ、自分自身で仕事の楽しさを見つけ、大いに『楽しむ』ことが出来れば、成功を重ね、成長を遂げることが出来ると確信しています。共に“明るく・楽しく・前向きに(ATM)”歩んでまいります。
和田晶夫