新年度を迎え、早いもので一月が過ぎました。
この時期は新社会人のデビューの時期であり、随所で彼らの働いている姿を目にします。
先日も、某所の窓口で手続きをする際に研修生の腕章をした新社会人が、初々しく、一生懸命対応してくれました。その姿に、微笑ましさを感じました。
このように、この時期には、初々しく一生懸命仕事を覚えようとする爽やかな新社会人の姿を目にします。
当社でも2名の新社会人を迎え、一月が経過しました。この間二人の姿を見てまいりましたが、その素直さ、ひたむきさに感動することがしばしばありました。
私も今から25年前に新社会人となりましたが、果たしてその時に彼らのように初々しかったかどうかは別としまして、少なくとも今よりひたむきで、素直な気持ちがあったことは確かだと思います。
ここで『素直な気持ち』とはどんなことであるか私なりに述べてみたいと思います。それは、単純にいえば物事(例えば、会社では会社方針、指示、命令等)を否定的に捉えるのではなく、肯定的に捉え行動することであると思います。
人は物事に慣れ、自信を持ち始めるとついつい(全ての事を悟りきったかのように)我流になり、自らのスタイル、スタンスを確立し、人の意見を否定することからはじめる傾向があるようです。このことを全ていけないことだとは言いませんが、少なくとも会社方針、上司の指示、命令は「どうせ出来ない」「無理だ」「無駄だ」等の否定的な発想ではなく、前向きに肯定的に捉えて行動すべきであると思います。
新社会人の行動から『素直な気持ち』の原点とはここにあるのだと改めて思った次第であります。
大型連休も終わりました。いよいよ平成19年度業務が本格的にスタートします。
新社会人から良い刺激を受けていただき、皆が一度は持ったことのあるあの頃のひたむきさ、素直な気持ちに返り、業務にあたって下さい。