新年明けましておめでとうございます。
2005年の新春に当たり、皆様方それぞれの新たな思いで良い正月を過ごされたことと思います。
2005年の我々をとりまく環境は、島根県の財政構造改革が本格化すること、国の三位一体改革が地方に及ぼす影響が拡大すること、さらには市町村合併が最終局面を迎えること等から昨年以上の厳しさが懸念されます。
当社では4年前に中期経営計画を策定し、「意識改革」「技術力の向上」「情報システム分野、上水道、下水道を含めた環境関連分野を中心とした受注機会の拡大」「財務体質の強化」等に取り組んでまいりました。
しかしながら、現在の社会環境はその当時の予測とは大きく異なる厳しさとなっています。従来の経営戦略、意識では企業存続が保証されない時代を迎えています。
今年も企業存続を大前提に組織、人事、評価、営業・生産体制等の更なる経営構造改革を推進してまいります。社員の皆様方には我々の置かれた環境を理解のうえ、ご協力を頂きたいと思います。
皆様には2005年のテーマとして次の2点について申し上げたいと思います。
それは
1.個人が進化し成長し続けること。
2.社内の連携、協力
ということです。
第一に、「個人が進化し成長し続けること」について述べます。
企業の財産は人材であります。人材なくしてどんな立派な組織、システムを作っても機能しません。個々の進化、成長なくして組織の発展はあり得ません。特に建設コンサルタントの技術力を支えるのは個々の技術力です。人材こそが競争力の源泉であることを肝に銘じていただき、各自が自己研鑽に努めていただきたいと思います。
第二に、「社内の連携と協力」について述べます。
このことは以前にも「個人主義」「縄張り意識」「責任転嫁、回避」等の問題について「ラグビー」「網の一目」に例えて話をいたしましたのでここではあえて申しませんが、社内の連携、協力なくして組織の発展はあり得ません、また個々が成長、繁栄することもありません。
以上、「個人」「組織」と相反するように聞こえますが、企業は、個々の進化が組織の原動力であり、良い調和のもとで歩み、いかに発展していくかであります。
最後になりましたが、この一年が個人と組織の良い調和のもと歩めますことと、社員の皆様とご家族の方々のご健康、ご多幸を願って年頭の挨拶といたします。