“情熱を持って楽しく仕事をしよう ~Enjoy working with passion~”
明けましておめでとうございます。
新しい年を迎え、皆さまには健やかにお過ごしのこととお喜び申し上げます。社員の皆さまには、昨年一年、それぞれの部署で真摯に業務に取り組んでいただきましたことに対し、心より感謝申し上げます。
新しい年を展望しますと、昨年から引き続きアベノミクスによる景気回復と地方創生の二つを柱とした国家戦略、その中での人口減少・超高齢化社会・国、地方の財政再建・頻発、大型化する自然災害対策・首都圏の一極集中等、様々な課題と向き合う厳しい一年になることが予想されます。
私たちの産業においては、近年の頻発、大型化する自然災害、橋梁、トンネル等の老朽化が深刻な社会問題となる中、国土やインフラを維持管理することの重要性について注目度が高まり、私たちの産業の果たす役割がますますクローズアップされるものと考えられます。
私たちの産業にとって逆風の環境が長年続きましたが、順風に変わったからと言って、決して驕ることなく謙虚な姿勢で今までにも増して技術の研鑽を積み、お客様、地域の方々から喜んでいただける仕事をしなければなりません。
年頭にあたり、全社で共有したいテーマを申し上げたいと思います。それは、 “情熱をもって楽しく仕事をする”ことであります。最近の私たちは、物事をスマートに要領よくやることを良とする傾向にあります。スマートさや要領の良さを否定するものではありませんが、そのことだけでは、仕事の結果や成果が形式的、表面的なものとなることが多く、仕事の本質や目的、お客様や仲間の気持ちや思いを見失うことにもなりかねません。
情熱は人の心を動かし、感動を与えます。情熱は仕事を楽しみに変えてくれ、情熱のある仕事はその結果に関係なく、自分たちの成長につながります。
この一年、結果を恐れず一生懸命に、上手くやろうとするのではなく泥臭く“情熱を持って楽しく仕事をすること”を共通の価値観として共に歩んでまいりましょう。
“情熱を持って楽しく仕事をする”ための行動は、私たちの七つの問いかけそのものであります。
① 目的 目的、ビジョンは明確か
② 使命感 自らの業務に自信と誇りを持っているか
③ 積極姿勢 プラス思考で発想し、積極的に行動しているか
④ 協働 社内の連携、協力を図っているか
⑤ 自己実現 品位を磨き、成長し続ける努力をしているか
⑥ 感謝 思いやりと感謝の気持ちで行動しているか
⑦ 幸福、満足 楽しんでいるか
この一年が、社員の皆さま、ご家族、関係者にとって実り多く充実したものになりますことを祈念して、年頭のご挨拶といたします。
『新年の誓い』
輝かしき新年を迎え、社員を代表して決意を表明します。
昨年は、千家国麿さま、典子さまのご結婚の慶事に出雲の地全体が大きな喜びに沸いた年でありました。当社が関わった大社町門前町も、県内外からの観光客で溢れ、喜びに満ちていました。
一方では「広島市の住宅を襲った土砂災害」「御嶽山の火山噴火」など、自然災害が猛威を振るう等、改めて自然災害の厳しさを認識させられる一年でした。
インフラ整備に関わる私たち技術者は、お客様の要望に応え、信頼を獲得し続けるには、防災・減災分野の強化は勿論のこと、既存分野をさらに強化・創出する為に、社会に貢献する気概・自信や、自己成長する為の変化の意識を常に持ち続け、その中で新たな顧客価値を生みだして行きます。
この為には、我々社員一人ひとりが「ATM(明るく、楽しく、前向きに)」で行動するとともに、“お互いが認め合い(愛)”、“助け合い(愛)”、“共に感謝の気持ちを持ち続ける”、よい社風を創り上げます。
そして、社員ひとり一人が常に光り輝き、関わりある多くの皆様に愛されるる企業に成長させることを誓います。
2015年1月5日 出雲大社参拝