新年明けましておめでとうございます。
ここに2009年の仕事始めを健やかに迎えることが出来ますことを共に喜び合い、感謝の念を新たにしたいと思います。
昨年は百年に一度とも言われる世界同時多発不況の幕開けの年となりました。
この数年来、地方、私たちにとって厳しい時代が続いていますが、加えて、様々な影響が私たちの環境にも及ぶと考えられ、本年は更なる激動の年となるでしょう。
激動とは個人、組織が厳しい淘汰にさらされることであり、環境変化に対応できない個人、組織は存続の危機に立たされることであります。
当社は、これまで、皆さんに幾度となく、生き残るためへの変化、意識・行動の変革の必要性を唱えてまいりました。皆さん方の努力が結実し、その意識改革により企業力は確実に向上していると確信しています。
今年は激動の時代を生き抜くべく、今までより一歩上の『主体的変化』をテーマとして唱えたいと思います。
『主体的変化』とは、自らが主人公となり、積極的に、先んじて変化する事を意味するものであります。
どんなに厳しい時代にあっても発展する組織、個人はあります。
一人ひとりが自信を持ち、前向きな気持ちで、今まで以上に知恵を出し合い、全社一丸となって激動の波を乗り越えてまいりましょう。
改めて経営理念を申し上げます。
『地域の中でいかに役立ち、自立していくか』
私たちの目指すことは、皆が誇りを持って業務を行い、企業活動を通じそれぞれが成長し、その総力により会社が発展し、社会に対する役割、責任を果たすこと。そして皆が、この地域を愛し、誇りを持って豊かな暮らしを送ることであります。
私たちはこの理念を実現すべく「地域密着」「総合技術力」「社会貢献」を三つの柱に鋭意努力してまいります。
このような厳しい時代に打ち勝つには、地域・社会に受入れられる「経営理念」とその忠実な実践がもっとも大切です。今一度、当社経営理念を一人ひとりが認識し、それを基本に、先んじて時代の変化に適応し、社会の公器としての役目を果たしてまいりましょう。
2009年活動方針を申し上げます。
『一人ひとりの主体的変化により成長を遂げよう』
激変する環境に適応して、生き残るためには環境変化が起こってから適応しようとしても既に遅いのです。環境変化よりも先手を取って自らが変化しておくことが求められます。
今まで私たちは、時代の変化に対応、追従してまいりました(消極姿勢)。これからは発想を換え、『積極的に、先んじて自らを変えることにより様々な適応要素を身に付け、新たなチャンスを獲得する(主体的変化)』という積極姿勢で行動しましょう。
ある学説によれば、『生物の進化は環境変化に適応した結果ではなく(消極姿勢)、変異の蓄積によって環境に適応できる要素をたくさん持った生物が、結果として生き残ったものである(積極姿勢)』とあります。
厳しい時代は続きます。
私たちがこの厳しい時代を生き抜き、危機を成長のチャンスとして活かすためには、全社員が経営理念・方針のもと、向かうべき方向性を定め、それに向かって徹底して仕事の「質」を高めていく「変革」を実行し続けるのみであります。
私たちの努力の蓄積はやがて来る回復期に、当社、個人をさらに飛躍させる原動力となるでしょう。
私たちの“行動指針”は『五つの問いかけ』であります。
一人ひとりが「使命感」「積極姿勢」「協働」「自己実現」「感謝」の気持ちを持ち続け、歩んでまいりましょう。
『五つの問いかけ』
①自らの業務に自信と誇りを持っているか (使 命 感)
②プラス思考で発想し、積極的に行動しているか (積極姿勢)
③社内の連携、協力を図っているか (協 働)
④品位を磨き、成長し続ける努力をしているか (自己実現)
⑤思いやりと感謝の気持ちで行動しているか (感 謝)
この『五つの問いかけ』が当社の風土として定着し、文化になるようにお互いが懸命に努力しましょう。
今年一年間、皆様が心身ともに健康でご活躍され、個人、会社が共に繁栄しますことを祈念し、年頭の挨拶といたします。
2009年1月
㈱ワールド測量設計 和田晶夫