明けましておめでとうございます。
この一年、皆さんとご家族が健やかな幸多き年となり、地域に幸せの和が広がりますことを祈念します。
昨年末はクリスマス寒波が襲来し、年越しも荒天となることが心配されましたが、幸いにも比較的穏やかな日和の新年を迎えることができ、新年が明るく希望溢れる年となることを期待したところです。しかしながら現在の社会情勢は、見えないウイルスに翻弄され、あたりまえだと思っていたことが、あたりまえではなかったことを思い知らされた三年が続いています。また、平和な国で暮らす私たちには想像すらできない侵略戦争に端を発し、国際情勢が不安定となり、私たちの日常の暮らしにも様々な影響を及ぼしています。更には今後の国際社会における我が国の立ち位置がどのようになるかなど、将来が見通しにくい、極めて不穏な局面を迎えようとしています。
このような環境の中で、私たちは新年が健やかで平和な一年であることを願う一方で、現実的には、様々な環境変化や困難な局面が訪れることを覚悟しなければなりません。地球上、自然界の中で私たち人間の力は微力であり、未知のウイルスを含め天災や自然環境に抗うことや支配することは出来ませんし、世界には多くの国や民族があり、自国の常識ではどうにもならないこともあります。環境は絶えず変化するものであり、その中でいかに生きていくかが人類の存続の歴史であります。今までにも重ねて申し上げてきましたが、ダーウィンの進化論を引用した教えで『この世に生き残る物は、最も力の強いものではない。最も頭の良いものでもない。それは、唯一変化に対応できる生き物である』というものがあります。この教えはまさにこれからの時代を生き抜くための至言であると言えます。
私たちはいかなる厳しい環境に直面しても、ひとり一人が“目的・ビジョン”を明確にし、職業に対する“自信と誇り”を大切にし、仲間や社会に対して“思いやりと感謝”を持って“皆が力を合わせ”変化や困難に対しても“プラス思考”で行動し“進化、成長”していくことを共通の価値観として、プライベートも仕事も大いに “楽しんで”この一年を共に歩んでまいりたいと思います。
和田晶夫
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”経営理念”
『我々は、社業を通じ、地域に幸せの“和”を広げることを使命とします』
”七つの問いかけ”
① 目 的:目的ビジョンは明確か
② 使 命 感:自らの業務に自信と誇りを持っているか
③ 積極姿勢:プラス思考で発想し、積極的に行動しているか
④ 協 働:社内の連携、協力を図っているか
⑤ 自己実現:品位を磨き、成長し続ける努力をしているか
⑥ 感 謝:思いやりと感謝の気持ちで行動しているか
⑦ 幸福満足:楽しんでいるか
『新年の誓い』
新年を迎え、社員を代表して決意を表明します。
昨年は、引き続くコロナ禍、ロシアのウクライナ侵攻などの暗いニュースの一方で、北京オリンピック、サッカーワールドカップでの選手の活躍に心躍らせた、『望まない戦い』と『望ましい競い合い』が混在する一年でした。
競い合う選手とそれを応援する人達は、共通のゴールに向かい利他的に一体化する、チームとしてあるべき姿に映りました。
さて、人類の幸福の一つに『より高い安定』があると考えます。我々は建設コンサルタントとして、より安心・安全な社会基盤の提供にたずさわっています。
戦争、気候変動による災害の甚大化、老朽化する社会インフラ施設、担い手不足による人の奪い合い、と言った社会情勢に加え、新たな 科学技術の発展に伴う過渡期においては、いつの時代も、技術の発展に伴う光と影が顕在化します。
地域、その隣接地、さらに遠くの地域へと続く社会基盤は、インターネットと同じく、世界と繋がっていると言っても過言ではありません。
四年後にワールドカップベスト8を目指すサッカーの日本代表と同じく、我々のライバルは、世界にあります。また、我が社が目指すのは、社会の公器として機能し、地域から求められ、困った時に頼って頂ける、業界を超えて誇れる企業です。
その実現のため、新たな技術の習得と応用を念頭に、継続と言う技術、様々な仕事術を強化して、時代に対応した革新を進め、この一年を『ブラボー!』な年にすることを誓います。
令和5年1月5日
社員代表 國清 智之