先週末には、社員旅行で沖縄の自然、文化を満喫することが出来ました。エメラルドグリーンの海と白い砂浜のコントラストからパワーをいただきました。また、地元の人との会話や沖縄民謡、島唄の旋律は人の優しさや思いやりに溢れており心が安らぎました。
今回の社員旅行に多くの方々が参加していただき、普段とは異なる表情や素晴らしい笑顔に触れることが出来ましたことをたいへん嬉しく思っています。
社員旅行は1990年代には9割近い企業が実施していたようですが、景気の低迷や個人旅行の普及、嗜好の多様化等によりその実施率は4割程度まで落ち込みました。しかし、最近では社内旅行の良さが見直され、実施率が回復傾向にあるようです。
当社では20歳から60歳代までの幅広い年齢層の仲間が一緒に仕事をしています。当然仕事に対する経験値や価値観が異なりますので、意思の疎通がうまくいかず誤解が生じることもあります。旅の魅力は未知との出会いや日常と異なる開放感にあります。今回、一緒に旅をし、美しい風景や文化、楽しい時間を共有し感動することによって、年代や嗜好の壁を越えることが出来、仲間に対する新しい発見も数多くあったのではないでしょうか。
世間で社員旅行の意義が見直され、実施率が回復傾向にある所以ではないでしょうか。
今回の旅では、沖縄の歴史や風土にふれることが出来ました。郷土以外の土地を知ることによって私たちは視野を広げ、郷土を違う面から見ることが出来るようになります。そのことは、ひいては郷土愛を高めるためにも大切なことであると思います。
当社の経営理念のバックホーンとなっているのは「郷土愛」と「皆が力を合わせること」です。経営理念実践のために、社員旅行をはじめとした社内行事が果たす役割が大切であることを改めて知ることが出来ました。
日本全国47都道府県あります。一生のうちですべての都道府県を訪れることは簡単なことではありませんが、それが社内旅行でできたとすれば素晴らしいことではないでしょうか。“社員旅行での全国47都道府県制覇にチャレンジ”するということを発案しました。今後皆さんの意見や要望を取り入れながら実践していきたいと考えています。当社には四十年以上勤務しておられる人が多数いますので、全国制覇も決して不可能なことではないと思います。
和田晶夫