“光陰矢の如し”と申します。早いもので一年を締めくくる師走を迎えました。 一年を振り返る時期になりましたが、皆さんにとってこの一年は早い一年だったでしょうか、長い一年だったでしょうか。私はこの一年が本当に早かったように感じています。
歳を重ねるごとに一年の早さを感じるのは、皆さんにも共通の実感であると思います。十歳
の人にとって一年はその人の人生にとって1年/10年(10%)を占めますが、二十歳の人の一年は1年/20年(5%)・・・五十歳の人の一年は1年/50年(2%)と、八十歳の人の一年は1年/80年(1.25%)に過ぎません。そのように考えれば、年齢を重ねるごとに加速度的に一年が早くなるということは感覚の問題ではないようで、フランスの哲学者ジャネーが「ジャネーの法則」として提唱しています。
現在の時間感覚を考えれば、時間は気持ち次第で長くなったり、短くなったりします。時間は、嫌だなと感じると遅く、楽しいと感じると早く感じられるものです。時間が短く感じられた時は「集中」「熱中」できているということであると思います。
仕事をしていて、時間が短く感じられた時こそ、効率よく良い仕事ができことを皆さんも経験されているのではないでしょうか。過去、現在、未来へと私たちは『時間』の中で生きていいます。『時間』は何よりも大切なものです。また、『時間はすべての人に平等な資源』でもあります。どんな人にも一日24時間は平等に与えられています。冒頭に申しあげた『光陰矢の如し』という言葉は“月日が経つのがとても早い”という意味ですが、“二度と戻ってこない時間を無為に送るべきではないという戒め”を含んだものであります。
私たちは『時短』をテーマとして活動をスタートしました。私たちの目指す『時短』とは
“結果を出して定時に帰る”“休みは休んでリフレッシュする”ことで理想的なワークライ
フバランスを目指すものです。
先週末には野々村直道監督の講演で、理想や夢を描き、達成した姿を想像し、強く念じて行
動することによって夢や理想が実現するという話をされました。私たちにとって『時短』と
は決して簡単なことではありませんが、“良い会社の姿”“理想的なワークライフバランス”
を想像し、共に創造してまいりましょう。
十二月はこの一年を締めくくる大切な月です、時間に対する意識を高めて有終の美を飾りましょう。