早いもので、昨年の五月に新元号『令和』を迎えてから一年が経ちました。昨年の今頃は、国民的な奉祝ムードが高まり、大型連休となったこともあり、日本各地でお祝いのイベントなどで多くの人出でにぎわったことを記憶しています。
しかしながら、現下の情勢は新型コロナウイルスの蔓延で、世界中がこれまでに経験したことのない状況に直面しています。私たちの生活や仕事においても、今まで当たり前であったことが、突然出来なくなくなってしまうということが起きています。本来ですと、昨日までの緊急事態宣でしたが、今月末まで延長されることになりました。一日も早くこの事態が終息することを願う気持ちは皆の共通のものでありますが、このウイルスとの戦いは長期戦になることが多くの見方であります。
新元号『令和』は『人々が美しく心を寄せ合う中で、文化が生まれ育ち、梅の花のように、日本人が明日への希望を咲かせること』を願い命名されました。今の事態は、人類にとって、私たちにとっても大きな試練ですが、『令和』の命名にあるように、みんなが気持ちを一つにして、節度ある行動をとることで乗り切ることが出来、そのことにより希望ある未来が見えることと確信しています。
当面、私たちには、この環境のもとで、知恵を出しあい、力を合わせることと我慢が求められることになりますが、その先には必ず満開の花が咲くことを信じて歩んでまいります。
和田晶夫