この冬は、天気ニュースなどで幾度となく「最強寒波」という言葉を耳にしました。12月から、日本列島上空に連続的に強い寒気が流れ込み、北陸地方での記録的豪雪や首都圏での積雪、各地で記録的な低温となりました。
斐川では、2月8日には積雪深が70㎝を超え、気象台の正式な観測記録はありませんが、当社がこの地に移って四十年余ですが、私が知る限りこの間で最大の積雪であると思います。9日には気温が観測史上最低のマイナス12.5度まで下がり、記録、記憶にも残る寒さとなりました。
当社では、勤務時間内に30cm以上の積雪があり、急きょ早期帰社としましたが、車が駐車場から自力で走行出来なくなるほどでした。帰路においてもこの地域では珍しいホワイトアウトとなり、たいへん危険な経験をされたことと思います。幸いに、通勤時を含め、大きな事故がなかったことが何よりでした。
今考えても、凍えるような寒さですが、皆さま方には早朝から周辺道路や駐車場の雪かき、脱輪した車の救助等を行っていただきました。若い人がシャープな動きで雪をかく姿や車を押す力強さ、中年層のリーダーシップに頼もしさを感じました。また、女性陣も暖を用意するなど、心暖まる後方支援をしていただきました。みんなが気持ちを一つにして、自分のできることを精一杯行うという素晴しい『チームワーク』を発揮したことで、この大雪を清々しい思い出とすることができました。
この2月は寒波と共に印象に残ったのが、平昌冬季オリンピックでの日本選手の活躍です。特に女子パシュート、カーリングでは『チームワーク』がメダル獲得の原動力となりました。パシュートでは個々のタイムでは勝てないオランダ相手に、一糸乱れぬ隊列とそれぞれの個性を生かし、役割を果たすことで格上相手に圧勝しました。カーリングでは地域に密着した選手達がチームコミュニケーションをテーマとし、笑顔を絶やすことなく平常心で戦う姿に『チームワーク』の素晴らしさを感じました。
『チームワーク』とは、ひとりの力ではやり遂げることのできないことをメンバーが力を合わせることによって成し遂げる力のことです。私たちの業務においても『チームワーク』なくしてよい成果を作りあげることはできません。
『チームワーク』の要諦となるのは
です。これは私たちが共通の価値観としている“七つの問いかけ”そのものであると思います。この三月は一年を締めくくる月で、繁忙を極めることとなりますが、有終の美を飾るべく“七つの問いかけ”を強く意識して歩んでまいります。
七つの問いかけ1.目 的 目的、ビジョンは明確か
2.使 命 感 自らの業務に自信と誇りを持っているか
3.積極姿勢 プラス思考で発想し、積極的に行動しているか
4.協 働 社内の連携、協力を図っているか
5.自己実現 品位を磨き、成長し続ける努力をしているか
6.感 謝 思いやりと感謝の気持ちで行動しているか
7.幸福満足 楽しんでいるか
和田晶夫