平成21年度を迎えました。当社にとって第39期の会計年度がスタート致します。
企業会計は年度が替われば、ゼロからのスタートであります。新年度を迎えたこの瞬間に全ての数字がリッセットされ、前年度の数字は過去のものとなります。しかしながら、創業以来38年間で培ってきた企業力、近年取り組んできた意識改革は貴重な財産として持ちつづけることが出来るとともに、経営理念を共通の価値観として力を結集できたことは、私たちにとって大きな自信であると思います。自信を持って歩んでまいりましょう。
今年度のテーマとして『成長』をあげています。
人、組織が『成長』するためには何が必要でしょうか?
それは『チャレンジすること』であると思います。
先日目にした記事で「成功」「失敗」について興味深い分析をしていましたので紹介いたします。
組織内の人は4つに分類することができるとし、その種類と比率を次のように示しています。それは
・「成功する人(4%)」
・「失敗する人(16%)」
・「実行できない人(56%)」
・「否定する人(24%)」
というように分類されるということです。
「失敗する人(16%)」は失敗を教訓とし成功する人になっていくので失敗を責めないことが大切であります。人は失敗を責められると次からチャレンジしなくなってしまうので失敗の原因を考えさせ次へのチャレンジをさせることが必要だということは今更言うまでもありません。
「否定する人」とは最初から諦めチャレンジしない人、成功者に対し妬みを持って批判する人、失敗者に対し自分は何もしないのに蔑む人だそうで、この否定する人は、どんなに教育しようとしても自分を変えようとしない性質なので諦めることが肝心だそうです。もはやこのような人は必要ではなく、去ってもらったほうが組織のためになるようです。
組織が最も重視しなければならないことは、組織の過半数を占める「チャレンジしたいけど実行できない人」をいかに変えていくかということが組織の活性化に最も大切であるとしています。それは、前向きなチャレンジによる失敗には寛大な気持ちを持ち、支援し、フォローしていくことに他なりません。
この一年、当社では『成長』をテーマとして組織運営に取り組んでまいります。
その原点は、それはそれぞれが『チャレンジ』することであります。
チャレンジしない人は、成功はおろか失敗さえできません。
『成功』の反対は『失敗』ではなく『否定すること(チャレンジしないこと)』であるのではないでしょうか。
この一年間、当社の中に一人でも多くのチャレンジャーが育ち、そのことにより組織が活性化し、発展していくことが今期のテーマであり、それは企業にとっての永久のテーマでもあります。
この一年、前向きにチャレンジしてまいりましょう。