朝夕めっきり涼しくなり、秋本番を感じるこの頃です。この時季は好天に恵まれれば室内外ともに過ごしやすく、自然の恵みも豊富なことから食欲、芸術、スポーツの秋などと言われます。そして、昔から読書、学びの秋とも言われます。そのような時季でもあり、この10月には2つの技術発表会を開催することができました。当社からも若い人を中心に多くの参加をいただきました。
一つは、中国地区測量設計業協会主催で国土交通省中国地方整備局長、事務所長表彰を受賞された中から、道路設計、トンネル設計、点検業務など、各県1業務を5人の技術者にWEBで講演発表していただきました。もう一つは島根県測量設計業協会主催で県知事表彰を受賞された測量、橋梁設計、トンネル設計、インフラ、防災点検業務など8つの業務について講演発表、文書発表をして頂きました。
この発表会を聴講し、発表者の方々とも話しをする機会を頂きましたが、何れの発表者・技術者ともに『カッコいいな』と感じました。それは、決して見た目の『カッコいい』ではなく、仕事をしてよい評価を受け、喜んでいただけることや自分の仕事、技術に誇りを持つ『カッコいい』であり、また、業務を行うチームワークやコミュニケーションの良さを感じる『カッコいい』でもあります。さらには、新しい技術にチャレンジする『カッコいい』などです。随分前には技術者の端くれであり、今は紅葉も過ぎ、落葉がはじまった私にとって良い刺激をいただいき、有意義な時間を過ごすことができました。
私たちは仕事を楽しく、有意義に行なうことによって、それぞれの人生を豊かなものにするため『新3K』(給与が高い、休暇が多い・環境が良い、希望の持てる)目指してまいりました。最近ではこれにもう一つのK(カッコいい)を加え『新4K』を目指してチャレンジしています。今回、発表者のイキイキとした姿を見て『新4K』実現の近道は『カッコいい』仕事をすることにありだと確信しました。それは『カッコいい』仕事をすることができれば、自然と他の3つのKを叶えることが出来ると思うからであります。
『カッコいい』仕事をするためには、私たちが共有している7つの問いかけ(目的ビジョンを明確に、仕事に誇りを持つ、プラス思考、社内外の連携協力、品位を磨き成長し続ける、思いやりと感謝の気持ち、仕事を楽しむこと)を一人ひとりのスタイルで実践することが大切であると思います。
今日から11月です。月日があっという間に過ぎ、これから年末、その先は年度末に向けて、時として自分を見失うような繁忙を極める時期を迎えます。一人ひとりが自分らしい『カッコいい』を見つけ『給与が高い、休暇が多い・環境が良い、希望の持てる』という新4Kを目指して歩んでまいります。
和田晶夫