今日ここに、健やかな気持ちで2025年度のスタートを迎えることが出来ますことを皆さんと共に喜び、節目である第55期のスタートにあたり
経営理念
”我々は、社業を通じ、地域に幸せの“和”を広げることを使命とします”
に向かって歩むことを誓いたいと思います。
本日、3名の新しい仲間を迎えることが出来ました。いずれも不安と緊張の中に希望に満ち溢れた素晴らしい表情をされています。3名の門出を祝し、心より歓迎いたします。
ここにいる先輩社員の皆さんは一年前、長い人で半世紀以上前に、3人と同じような気持ちで社会人デビューをされています。皆さん、その日を思い出してみてください。私は昭和58年の入社ですので42年前になりますが、この日にはその時の初々しい気持ちを思い出すこととしています。今朝、通勤の車中で、当時のことを思い浮かべ、なんとも面映ゆい気持ちになりました。また、同時に初心と無我夢中で行動する大切さや多くの人にご迷惑をかけ、お世話になって今日を迎えることが出来ていることを回想しました。
新入社員の皆さんに申し上げます。一日も早く『与えられた仕事、やらされる仕事ではなく、自分の仕事として向き合う』日を迎えて下さい。仕事とはやらされるのではなく、主体的に取り組めるようになれば、自分でやり方を考えて工夫をすることが出来ます。そこに辿り着けば仕事の楽しさや達成感を見つけることが出来るはずです。皆さんが今日の初心を忘れなければ、その日が必ず訪れます。
新入社員を迎える私たちは、3人を温かく見守り、根気よく指導してまいりましょう。誰しも一人で育ち、成長した人はいません。多くの先輩の温かさに見守られ、失敗を繰り返し、教わりながら今日を迎えています。若手の育成には手間がかかると嘆いても始まりません。若手の育成が出来ない組織に未来はないことは明白です。
『子供笑うな、叱るな、みんな来た道だもの』という言葉があります。私たちが何年か何十年か前に歩み始めた道を彼らは今日から歩み始めます。彼らに失敗があっても、上手くできないことがあっても、大なり小なり皆が歩んできた道であることを思い出し、当社の未来を担ってくれる新入社員を温かく見守り共に歩んでまいります。
和田晶夫