元プロテニスプレイヤーで、錦織圭選手の師匠でもある松岡修造さんの日めくりカレンダー『まいにち、修造!』が評判となり、すでに21万部を超える記録的なセールスとなっています。
私はこの『まいにち、修造!』を、ある方から昨年末にいただき、毎日、興味深くめくっています。
松岡修造さんと言えば、『熱血漢』が代名詞であり、元気で情熱的、明るいキャラクターであります。現役プレイヤーだったころのプレイスタイルも熱く、なかでもウインブルドン大会で、日本男子62年ぶりのベスト8進出という快挙を達成した時のコートでの躍動感、感情表現は印象的でした。また、全身全霊を込めて日の丸を振り、仲間を応援する姿も忘れられません。
まさにATM(明るく、楽しく、前向き)そのもののキャラクターと言えます。
この『まいにち、修造』には日替わりで修三さんからの言葉があり、今月2日は「考えろ!考えるな!」という言葉です。意味不明に感じる言葉ですが、松岡さんの思いは「どうにもならないことをくよくよ考え悩むのではなく、できることやるべきことに対してしっかりと向き合って考えて前に進め」というメッセージです。
翌3日は「崖っぷち、だーい好き」という言葉で、「人は困難(崖っぷち)に向き合った時ほど本気になり、成長するから、意識的に困難と向き合うことが大切である。また、負けたとしても悔しさをばねにチャレンジし続ける気持ちにつなげることができる」というものです。4日は私の好きな「心の背筋を伸ばせ!」という言葉で、「背筋をピンと伸ばして弱音を吐く人はいない、常に良い姿勢で顔を上げていれば、心は前向きになり元気になる」というメッセージです。
このような独特のフレーズを日めくりにして、『元気』『本気』の大切さについて、熱く語りかけています。
私たちは失敗や、忙しさが続くとどうしても『元気』『本気』を失います。人は『元気』や『本気』なくして前進できません。年頭に申しあげた『情熱を持って楽しく仕事をする』ための原動力点は、『元気』と『本気』であると思います。
どうやって『元気』と『本気』を出すかということですが、テンションを高めることであると思います。テンションを高めるには目標・目的を見失わないことは勿論ですが、笑う、声を出す、楽しいことを想像することや、私たちが行っている活力朝礼など様々な方法がありますが、この日めくりカレンダー『まいにち、修造!』も一助になると思います。通用路にかけておきますので、楽しみながらめくっていただき、情熱を持って楽しく仕事をしてまいりましょう。