『そうじブーム』が起きているということです。
書店ではそうじ関連本がベストセラーになり、マスコミにはそうじの達人といわれる人が登場したりしています。
今日は、そうじについて話をしてみたいと思います。
先日、目にした雑誌にそうじを徹底して行うことにより、業績向上を果たした企業が紹介されていました。紹介されていた企業の経営者によれば、そうじが業績向上につながるのは、「捨てる」「磨く」という行為自体に、人の「心」を洗い、決断力や思考力を高める効果があるからであると述べられていました。
具体的には、そうじは「捨てる」「配置する」「磨く」という3つのステップに集約されます。一つ目の「捨てる」ことは、資料を瞬時に必要か否か判断する習慣によりビジネスを行う上での決断力のアップにつながることと、オフィスがシンプルになり、会社が愛着のわく場所になるということで愛社精神の向上にもつながります。二つ目の「配置する」ことは、効率的な配置により作業スピードのアップにつながります。一例では年間120hの無駄な時間が削減できる、との事例報告もあります。(一日の中で資料、道具類を探す時間、コンピューターのファイルを探すのに多くの時間を要しているのは私だけでしょうか)三つ目の「磨く」ことは継続して取組むことにより、「自らがこの手でこの空間を快適にしている」という達成感により、自分に自信が持てるようになるということです。
以上、述べた以外にも、そうじには「目に触れることで会社の現状や問題点がすぐに把握できる」「達成感の共有化によりチームワークの向上」「気付きの能力向上」「良い企業文化の醸成」等の効能、利点が多くあります。
そうじは皆で、容易に取組むことが出来、なんと言っても気持ちの良いものであります。
当社ではすでに、各部署で様々な形で朝のそうじに取組んでいただいていると思いますが、全社員が同時に行うことが理想であると思います。明日から全社員が始業15分前に出社し、そうじにより同じ時間を共有することを提案いたします。
身の回りの整理整頓、そうじが出来ない私から改善提案をさせていただき、率先して行ってまいりたいと思いますのでご賛同をお願いいたします。(あくまでも強制ではありません)