暑くて、熱い8月を終え、今日から9月を迎えます。
この夏の、島根県松江市の猛暑日はすでに50日に迫ろうとしており、まれに見る記録的猛暑であった2013年に迫る勢いです。そのような猛暑の中、災害現場やその他の現場において一生懸命に働いてくださった社員さん、協力会社の皆さんに感謝を申しあげます。
この8月は猛暑と共に、リオデジャネイロ五輪での日本選手の活躍に日本中が熱く、大いに盛り上がりました。アスリート達の活躍は日本中に勇気と元気を与え、4年後の東京オリンピックに大いなる期待と希望を与えるものであったと思います。この気運により、停滞している日本経済や地方が活性化するのではないかと期待せずにはいられないほどのものでありました。
私は、ローマオリンピックが開催された1960年の生まれです。残念ながら1964年の東京オリンピックの記憶は残っていません。ですが1968年のメキシコオリンピックでは、マラソン競技の君原選手やサッカーの銅メダル獲得等に大いに感動したことを、おぼろげながら覚えています。その後の1972年のミュンヘンから前回2012年のロンドン、今回のリオを含め12回のオリンピックにおいて数々の名勝負や感動のシーンを目にしてきました。そんな中でも(加齢の影響もあるかもしれませんが)今回のリオオリンピックが最も印象深く、心に残るものとなりました。特に柔道、男子体操、男子4×100mリレー、女子バトミントンや卓球、錦織選手のテニス等。これらはライブで観戦し、熱帯夜の未明に歓喜し、熱いものがこみ上げてきたことがこの夏の思い出です。
リオオリンピックでは、アスリートたちが素晴らしい感動や勇気を与えてくれました。そのとき私たちの心を揺さぶったのは、きっと技術の素晴らしさや強さだけではありません。その姿やパフォーマンスから感じられる、目標や夢に向かう真剣な“おもい”、国や地域、支えてくれた家族や仲間の期待に応えようとする“おもい”が自然と胸に響いたのではないでしょうか。
私たちの仕事においても、機械的、形式的な仕事では、地域やお客様から喜びや感動をいただくことはできません。“おもい”を持って仕事をしてはじめて喜びや感動をいただけると思います。地域への“おもい”、そこで暮らす人への“おもい”、お客様や仲間に対する真摯な“おもい”なくして喜びは得られません。
私たちは、暑さに負けない熱い“おもい”を持って仕事に取りくみ、経営理念“社業により地域に幸せの和を広げる”ことを実践してまいりたいと考えています。
まだ暑い日は続きますが、暑さに負けない熱い“おもい”で仕事を行い、経営理念“社業により地域に幸せの和を広げる”ことを実践してまいります。
和田晶夫