全国的に、新型コロナウイルスの変異株「オミクロン株」が急拡大しています。島根県では学校や保育園の休校、休園により何とか歯止めをかけていますが、1月27日には蔓延防止重点措置が適用され、私たちは当分の間『我慢』が必要です。
最近、私たちの日常会話やメディアにおいて『我慢』という言葉をよく耳にします。1995年、今から27年前の阪神・淡路大震災の時、外国メディアは、被災にあった人たちが『GAMAN GAMANと声をかけ、助け合って苦難を乗り越えようとしている』と報じ、その様子を、GAMAN(我慢)とは困難に耐えるという日本語で、日本人の持つ美徳であると解説しました。
私たちの日常生活や趣味、仕事においても様々な制約や不安があり、まさに、今は『我慢』の時期であると思います。良くも悪くも、私たち日本人は我慢強い国民性を備えていると言われています。先人は、我慢や辛抱の大切さを『石の上にも三年』『辛抱する木(気)に金がなる』『ならぬ堪忍するが堪忍』などの諺で諭しています。また、最近響いたのが『朝の来ない夜はない』という言葉です。今『GAMAN』することで、必ずや光明が見えて日常を取り戻すことが出来ると信じています。
年度末を迎え、多忙を極めますがひとり一人の自覚と努力、みんなの気持ちを一つにすることで素晴らしい朝を迎えられるよう取り組んでまいります。
和田晶夫