早いもので、昨年の東日本大震災から一年余り経ちました。
今なお、不明の方々、日常生活を取り戻すことが出来ない多くの人々がいらっしゃいます。心よりお見舞いを申し上げます。
先日、被災地である宮城県の仙台市、南三陸町を視察する機会をいただきました。その様子は、すでに報告会、社内回覧等で皆さんにお伝えしていると思います。通常はメディアの報道は過大になる傾向にあるようですが、今回被災地を目の当たりにして、震災以来メディアを通して見聞し、そこから想像していたイメージを遥かに上回る惨状とその規模に驚きました。私たちは自然の一部に過ぎないこと、大宇宙、大自然の中で生かされていることを改めて感じ、人の存在、生き方について考えさせられました。また、一瞬の内に、大切な人や全ての物を失うという生々しい痕跡の前ではただ唖然とするのみでありました。
震災から一年経った今、被災地以外では記憶が風化し、少しずつ忘れ去られる出来事になろうとしている現状において、改めて私たちが出来ることを考えてみました。この震災を教訓として生かすため、人の痛みを知るためにも、一人でも多くの人が実際に被災地に足を踏み入れ、その空気を感じること、そして微力でも何か行動することが必要ではないでしょうか。
百聞は一見に如かずと申します。震災地を知ることは、私たちにとって様々な気づきと思いを巡らす機会となり、何よりの財産になると思います。関係機関、日程調整を図り、そのような機会を設けたいと考えています。是非とも参加いただきますようお願いいたします。
私たちは「地域創造業」として、安心安全で住み良い地域創りを使命としています。この震災から学び、安心、安全、平和な地域社会創りに生かしてまいりましょう。
GWの九連休でしっかりと充電されたことと思います。
今期も本格的に動き始めます。経営理念体系のもと、私たちの使命を心に刻み力強く歩んでまいりましょう。