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社長のコラム

2006年7月01日
社長のコラム

『集中豪雨』

中国地方に停滞する梅雨前線の活動が活発となり、この数日は不快な天気が続くようです。
 昨年の7月度朝礼の場で、『7月に入り、やっと梅雨らしくなり、天気予報でも傘マークが目立ち始めました。どうやら、今月は例年並の降水量が見込まれるようであります』というような話をした直後に、出雲地方で時間雨量50mmを超す集中豪雨があり、県内で床上浸水17棟、床下浸水137棟、道路河川等の公共土木関係被害536箇所、被害金額1,874百万円、農産物、農業施設被害等の農林被害1,574百万円がありました。
 
 私はその豪雨の時間帯に、斐川から本社に移動中でしたが、強烈な豪雨で前方確認が困難となり、路上でほとんどの車が停車したことを記憶しています。一年前のことですので、ご記憶にある方も多いと思います。

 私たちの住む島根県は、気候、地形、地質等の自然条件から、豪雨災害を受けやすく、全国でも有数の自然災害多発県であります。
 改めて、県内における災害をふりかえりますと。

・昭和39年7月には出雲地方を中心に108名の犠牲者と公共土木施設関係で80億円の被害。
・昭和47年7月には宍道湖の氾濫により松江、平田、斐川を中心に2万5千戸が浸水し、公共土木施設関係で約280億円の被害。
・昭和58年7月には県西部を中心に記録的な集中豪雨により、1,077名の犠牲者と公共土木施設関係で1000億円以上の被害。
・昭和60年7月には再び、県西部で集中豪雨により、公共土木施設関係で約287億円の被害。
・昭和63年7月にも県西部で集中豪雨により、6名の犠牲者と公共土木施設関係で約465億円の被害。

 以上が島根県の代表的な豪雨災害であります。全てがこの7月に集中しています。この機会に、私たちが暮らす県土の実情を考えてみていただきたいと思います。
 平地部では、天井川の斐伊川、ひとたび氾濫が起きると浸水が長時間続く宍道湖流域に人口が集中しています。また、山地部では、住環境の大部分が山際、谷沿いにあり、人々は土砂災害、地すべり等の自然災害と向き合いながら暮らしていかなければなりません。

 近年、地方の公共事業に対する批判が集中していますが、このように自然災害を受けやすい県土で人々が安全に暮らしていくためには、過疎化対策を含め、治水、砂防、地すべり対策、道路、農地整備等のインフラ整備の担う役割が大きいことを多くの人、特に都市部の人々に理解していただきたいと思います。

 日本経済は戦後二番目の好景気が継続しているといわれています。しかしながら、その中心は大都市圏に限られ、私たちの暮らすこの地域にとっては全くといっていいほど実感がありません。今後は都市と地方の様々な格差を是正していくことが大きな課題ではないでしょうか。

 皆様方には、私たちの業務は、住みよい郷土を作る土台作りであることを再認識していただき、各自が誇りをもって業務に取組んでいただきたいと思います。

 体調を崩しやすい時期を迎えます。各部署で適切な業務の配分、各自では体調管理をしていただき、業務にあたっていただきたいと思います。

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