私事ではありますが、連日の猛暑を吹き飛ばす感動的な出来事がありましたので、述べさせていただきます。母校の大社高校が32年ぶりとなる夏の甲子園大会出場を決まました。この間、決勝戦の高い壁に跳ね返されること6回と苦汁を嘗めてきましたので、現役の選手たちは勿論ですが、卒業生を含め地域の多くの人が歓喜し、誰彼となく祝福の言葉を交わし、喜びと感動が広がりました。
大社高校の甲子園での健闘を祈るとともに、地域が一体となって応援することにより、素晴らしい歴史の一頁となりますことを願っています。
高校を卒業して、半世紀近くが経ちますが、校歌のイントロを耳にした瞬間に熱いもの込み上げるのは、加齢のせいもあると思いますが、私自身の奥深くに『母校愛』が刻まれているからであると思います。『母校愛』とは、幼い頃から学生時代までの未熟で多感な時期に、多くの人に迷惑をかけるも、優しく好意的にお世話をいただいたことで成長し、今日があることへの感謝の気持ちにより培われるものであると思います。『母校愛』とリンクするのが『郷土愛』で、学校を含め、生まれ育ってきた地域の人たちの優しさや思いやりの中で育ったことへの感謝や自然や文化などとのふれあいにより醸成され、それらのことが地域への愛着や忠誠を抱く心情になるのだと思います。
当社の人事理念(求める人材)の最上位にあるのが『郷土愛のある人』です。私たちが行う全ての業務において、大切にし、持ち続けなければならないのが『郷土愛』をもって仕事を行うことです。7月に県内で発生した災害の復旧に関わる業務は猛暑の中、待ったなしのミッションです。社員の皆さんには休日、昼夜なしの業務を行っていただくこととなりましたが、このミッションは経営理念『我々は社業を通じ、地域に幸せの“和”を広げることを使命とします』を具現すること、そのものであります。
暑さ本番を迎えますが、この暑さに負けない熱い『郷土愛』を持って業務を行い、地域に幸せの和を広げることで、猛暑を乗り越えてまいります。
和田晶夫