“言うまいと思えど今日の暑さかな”という川柳があります。連日の猛暑、熱帯夜が続くと、つい口にしてしまうのが『暑い、アツゥ』という嘆きです。昨夜も熱帯夜(最低気温25度以上)で寝苦しい夜でした。今日も猛暑日(最高気温35度以上)となる予報です。
連日の猛暑が続きますと、私たちは暑さを凌ぐ知恵が必要となります。古今から人は様々な方法で“暑気払い”をします。“暑気払い”とは、冷たい飲み物・食べ物を取ったり、山や海の避暑地に行ったりすることで、体内に溜まった熱気や邪気を払うことによって、元気に過ごすことであります。私の“暑気払い”は、キンキンに冷えたビールに枝豆や桃、スイカなどの夏の恵みやかき氷などを食べることです。風鈴とグラスを揺らした時の氷などの音色も涼を感じる“暑気払い”といえます。
私が、この暑さにも何とか元気で過ごすことが出来ているのは“暑気払い”のお陰です。それは、先ほど申し上げた俗的な“暑気払い”ではなく、社員の皆さんが素晴らしい仕事をやっていただいたお陰で、心がスカッとするお褒めの賞をいただいたことにあります。島根県から地質調査・測量・調査業務部門と土木設計業務部門で優良業務知事表彰をW受賞することが出来ました。また、国土交通省中国地方整備局浜田河川国道事務所長から土木部門の優良業務表彰をいただきました。本格的な暑さと共に届いたこの朗報が、疲労していた私の心身の邪気を吹っ飛ばしてくれ、爽やかにしてくれました。何れも、全社が一丸となって、総合力を発揮して受賞することができました。社員の皆さんと共に心から喜び、感謝したいと思います。
人は“役に立つこと”“喜んでいただける”ことが最大のモチベーションになり、行動のエネルギーになります。良い仕事をすることで、仲間や社会の役に立ち、喜びと感動をいただくことにより、みんなが元気、幸せに暮らすことが出来るように行動することを目指すのが私たちの経営理念です。
もうしばらくこの暑さは続きますが、迅速、的確に、仲間やお客様、社会から喜んでいただける仕事をすることを“暑気払い”として、この夏を見事に力強く乗り越えてまいりたいと思います。
和田晶夫