2月を迎えました。私はこの仕事に携わって約40年になりますが、この時期から年度末までが最も繁忙を極め、また、一年で最も気候の厳しい時季でもあり、肉体的、精神的に辛いおもいをしたこと覚えています。今でも、業務を行っていた当時のこと“明日が納品日であるが成果品が全く出来ていない”という夢にうなされて目が覚めることがあります。
現在、日本だけではなく、世界中の人々が新型コロナウイルスにより日常生活を脅かされています。医療関係従事者、研究者、行政の方など、世界中のあらゆる分野の人が、この閉塞感を打開すべく必死に戦っていますが、この新型コロナウイルスは、当分の間は収まらない状況で、今月中も緊急事態宣言が続き、厳しい“景気”が続くようです。山陰地方では、コロナウイルス渦に加えて、年越しの寒波、年初にも厳しい寒波が到来し、大雪と厳しい冷え込みとなり、当社の業務にも大きな影響がありました。しかしながら、この2月の“天気”は、気温は平年より高く、日照時間は長く、降雪量は少ないとの予報で、平年より穏やかな気候で春の訪れが早くなりそうであるという、嬉しい予報となっています。
昔から、商売の業績を左右する要素として、今申し上げた“景気”と“天気”に“元気”の三つの気があると言われます。この中で“景気”と“天気”は自分たちではどうすることのできない、社会、自然の現象と言えます。しかしながら“元気”は自分たち自身の気持ち次第で、プラスにもマイナスにもできるものであります。
この2月からの繁忙期を迎え、自分たちで支配できない“景気”や“天気”を嘆いても何も解決しません。みんなで“元気”を最大限発揮し、力を合わせて乗り越えましょう。私たちにとって“元気”とはATM(明るく、楽しく、前向きに)で行動することであります。その実践により、お客様や社会の役に立ち、その先に自分たちの喜びや感動が生まれます。“景気”と“天気”に“元気”で打ち勝ち有終の美を飾れるよう取り組んでまいります。
和田晶夫