今年の社内研修旅行は北陸の旅を満喫することが出来ました。“社員旅行で全国47都道府県制覇チャレンジ”の6年目になります。
旅行初日は全員で日本三名園の一つである兼六園、金沢文化を代表するひがし茶屋街を散策しました。兼六園では私たちが普段見る機会の少ない赤松の巨木、その見事な樹形と色彩、高台にありながら豊富な水量の池とのコントラストに感動しました。ひがし茶屋街では、日本の伝統的な風情ある佇まいとは正反対に、インバウンドで賑わう往来から、不思議なタイムスリップを経験しました。
2日目からのグループ行動では、私たちは富山県立山から、ケーブルカー、バス、トローリーバス、ケーブルカーを乗り継ぎ、念願の黒部ダムに行くことが出来ました。秘境、壮大な自然とそこに作られた巨大なダム、トンネル等の土木構造物を目にして、映画“黒部の太陽”で観た、土木の夢と挑戦、多くの犠牲と先人の技術者魂を肌で感じ、気持ちが高揚し、その夜は一緒に行ったメンバーと富山の美味しいお酒、料理を堪能し楽しい時間を過ごすことが出来ました。
今年も皆さんと一緒に、たいへん充実した三日間の旅を満喫することが出来ましたことに感謝したいと思います。
旅で得られるものとして、日常の生活とは異なる自然や文化との出会いや感動から感性が磨かれると言われます。感性が豊かになれば、豊かな発想、幅広い視野による判断ができ、人としての幅が広まり、仕事に対するモチベーションもあがります。また、仲間と旅をすることは、日常とは異なる空間で時間を共有することで、普段はできない会話を楽しむことや新たな一面を知るきっかけになり、お互いの理解が深まり信頼関係がうまれます。
時代劇やテレビ番組のナレーションで耳にする『旅は道連れ、世は情け』という言葉があります。江戸時代から使われていたようですが、その頃の旅は、現代のように交通網や手段、情報も発達していなかったことから、一人旅は危険で心細いものであったようです。そんな時に一緒に旅をしてくれる道連れはありがたく、心強いものであるということと、それと同じように世の中を歩んでいくのに大事なのは、人情を持って仲良くやっていくことが大切であるという教えであります。
本日から第二四半期のスタートです。個々の力を発揮することと、良いコミュニケーション(旅は道連れ世は情け)によりチームワークを高め、みんなで今年度のテーマである“より高いCSとESを目指し”社会、お客様、仲間から信頼され、感動される仕事を実践してまいります。
和田晶夫