協働と言う言葉は、古くからあった言葉ではなく、1970年代にアメリカの政治学者が、その著作の中で、Co(共同の)、Production(生産、製造)という言葉を結合させて“Coproduction”と言う言葉が生れ、それを日本では“協働”として訳したのが、定着したようです。
当社でも七つの問いかけのなかの一つの言葉として、「社内の連携、協力を図っているか」ということで“協働”を使っています。
一人ひとりは一生懸命仕事にあたっていただき頭の下がる思いです。しかしながら、まことに残念な事ですが、最近お客様からのクレームが連続して発生しました。その詳細については、担当部署から報告をいたしますので、ここでは述べませんが、クレームの原因は何れも「社内の連携、協力の不足」であります。つまり社内において“協働”が機能していないということです。
当社では経営理念のもと、皆の気持ちは一つであると思います。
一人の能力と時間で行う仕事には限界があります。私たちは『総合力“人の和”』を経営理念の三つの“和”のうちの一つとして、理想の実現を目指しています。
当社での“協働”とは、「一緒に考え、一緒に汗をかいて、結果や成果をいっしょに味わうこと。お互いにプラスになり相乗効果を得ること」であります。
そのためには、何よりも社内、チームでお互いが“関心を持つ”ことが原点になります。無関心こそ最悪の関係であります。
“変な遠慮や照れ”“一人で責任を被うとする気持ち”により、支え合う、助け合うという組織として何よりも大切な事が失われてはなりません。
ラジオで「長い棒に短い棒、支えあって“人”になる、支えあうから“人”なんだ」というコマーシャルソングを耳にしました。シンプルな歌詞とメロディが印象に残っています。
“支え愛”の気持ちを大切にして、社会から喜ばれ、自分たちも楽しい仕事をしてまいりましょう。