皆様がよくご存知のソフトバンクについて話をしたいと思います。
ソフトバンクグループは孫正義社長が率いる企業体であり、『デジタル情報革命』を唱え、情報ネットワークを人類と社会の幸福のために正しく提供することを理念に経営しています。グループ150社、社員15000人、年商は2兆5千億円に及び、急速に成長し続けている企業であります。
同社は、既得権や固定概念に拘ることなく、革命的、積極的な発想により、近年急激に成長しました。この数年に、日本をブロードバンド後進国から先進国にしたのは同社の功績抜きには考えられなかったことであります。また、携帯電話の分野でも一昨年秋の参入以来、『日本のケータイを、もっとおもしろくする』というモットーを掲げ、革新的な料金プランでシェアを順調に伸ばしています。(当社でも昨年からホワイトプランを契約し、利便性向上とコストの削減を実現しています)
私たちユーザーにとっては頼もしく、ありがたい存在といえるのではないでしょうか。
私が注目したのは、その決断の速さと迅速、柔軟な対応であります。それは『他社が新料金サービスを発表した場合、24時間以内に対抗策を発表する』ということを公約とし、それを実行してきたことであります。(目的を達成した現時点では若干の方針シフトをしていますが)常識的には、全国に裾野を広げる大きな組織が極めて短時間に意思決定し、その方針のもと即時に対応することは一般的には不可能と考えられ、非常識、自虐的で、自らの商品価値を下げる行為であると批判されました。しかしながら経営理念のもと、組織の存続をかけ、それを実行し市場から評価され多くの顧客を獲得しています。
世の中の流れは急激に変化しています。当社は今まで、目まぐるしく変わる環境にその都度、迅速に対応してまいりました。これからもそのスタンスは変わりません。企業とは変化するものであると認識していただき、その変化に対応することのできない企業は滅びることを自覚していただきたいと思います。
新年度には生産効率を高めるため、部署の統廃合、異動、組織変更等を行います。また、業務システムでも様々な変革を行ってまいります。我々が変化に対応できる組織力を持っていることを自信とし、それぞれが前向きに考えて対応をしていただきたいと思います。