第一四半期を終えました。
市場の縮小は予想とおりのものでありますが、加えてダンピング受注の増加等により受注環境はたいへん厳しいものとなっています。
社員の皆さんの様々な不安の声が私のところにも届いています。急激な変化のなかにあるのですから、不安になることは当然のことであると思います。
ここで改めて全体会議で申し上げた今期の経営方針のテーマを申し上げます。
『時代の変化をチャンスと捉え、変革を遂げよう』
安閑とし、既得権にこだわり、過去に満足するのではなく、常に前向きに行動し、変わることを当然と捉え、変化に対応し進化し続ける個人、組織を目指した経営を行うことを申し述べました。
このことを五つの問いかけに表しています。
五つの問いかけ
1.自らの業務に自信と誇りを持っているか (使 命 感)
2.自らで発意、発動しているか (積極姿勢)
3.社内の連携、協力を図っているか (協 働)
4.品位を磨き、成長し続ける努力をしているか (自己実現)
5.感謝の気持ちで仕事をしているか (感 謝)
この方針に従い、前向き、ひたむきな努力を積み重ね、熱意ある人、組織こそ、この厳しい環境を打破し生き残れる人、組織であると考えます。
私の尊敬する経営者の一人である稲盛和夫氏(京セラ創業者)のエッセイの一節を紹介いたします。
『最も困難な状況のときでも、いつでも明るく、前向きに、熱意を持ち続けるべきです。常に組織と、自分自身の目標に向かって一生懸命努力し、素直な心を持つのです。不平や不満、また否定的な考えは心の中から消さなくてはなりません』
梅雨の天候不順であります。気分が滅入り、体調を崩しやすい時期でありますが、前向きな気持ちと、それぞれが体調に留意し業務にあたってください。