一年間本当にご苦労様でした。
本日、健やかな気持ちで仕事納め式を迎えることが出来ますことを、心より喜び、御礼を申し上げます。これもひとえに、社会環境にも恵まれまれたこともありますが、社員さん一人ひとりの頑張り、素晴らしい協力業者さんの支えであると思います。
心より感謝申し上げます。
この一年を振り返ってみたいと思います。
昨年末の政権交代により、日本全体の先行きに明るい兆しが見え始めた年であったと思います。景気は確実に回復基調にあり、2020年のオリンピック開催も決まりました。政権の安定なくして国、地方、国民の繁栄はないと思います。私たちの地域においては、出雲大社の大遷宮の影響により「出雲」は注目度が高まり、全国的な反響を呼びました。当社が関わった出雲大社境内の整備、神門通り、交通広場が例年の3倍の750万人の参拝者により賑わった様子を見て、驚くと共に、その仕事に関わることが出来たことを心より嬉しく思いました。
夏には県内各地で災害が頻発し、その対応に全社が一つになって取り組むことが出来たと思います。特に農業災害では、当社の伝統の中に生きている土地改良のDNAが力を発揮し、他社を圧倒するメンバー、経験と、使命感、強い思いで発注者からの信頼をいただいたと思っています。
今年の災害業務では、若手が成長し、ベテランが力を発揮し、現場作業の後方支援する社員もそれぞれの持ち場で頑張っていただき、協力会社も含め、全社体制で成し得た素晴らしい成果であったと思います。
職場環境では、この4月に本社を移動し、多くの人が斐川に集まり一緒に業務を行う環境が整いました。これは35年ぶりのことであります。同時に様々な取組(活力朝礼、理念懇話会、創業記念日昼食会)を行い、何よりも経営理念を共有し、気持ち、価値観を合わせることを重視してまいりました。
一足飛びに理想には到達しないと思いますが、少しずつ「良い会社」に近づいていると感じています。
私はこの一年、異業種を含め、全国の経営者との交流の場、また、実際の職場を見る機会をいただきました。そこで会社経営の楽しさ、責任とともに、素晴らしい会社、経営者での学びを頂くと共に、一方では、不況にあえぐ業界、経営不振の会社についても、その厳しさを勉強させていただきました。その結論としては、単純に「良い会社を作らなければならない」という一念を強く心に刻みました。
皆さま方の中に、「良い会社を作る」ことに異議のある方はいらっしゃらないと思います。「良い会社を作る」ことは、一人の力やマニュアルではできません。ひとり一人が「前向きな気持ち」で「肯定的」に仕事に取り組む、その結果、ひとり一人が多様性を持ちつつ、同じ方向に歩み、輝きを放つこと以外にはありません。
この一年、社員さん一人一人が確実に輝き始めていると実感しています。私たちは「良い会社」に向かって確実に前進していると実感しています。
新しい一年もひとり一人が輝く一年であることを願っています。
皆さん『一年間ご苦労様でした』そして『ありがとうございました』
『ありがとう』という言葉は素晴らしい言葉です。人に『勇気』『自信』を与え、『友情』『愛情』が生れ、人々を幸せに導く言葉であると思います。社会から多くの『ありがとう』を集める会社は繁栄し、多くの『ありがとう』を集める人ほど幸せであると思います。しかしながら、日頃は、なかなか口に出せない、表現できないのが『ありがとう』という言葉でもあります。
昨年に引き続き、一年の最後に、この場を借りまして、社内の『ありがとう』の気持ちを伝えあい、讃えたいと思いますので、今しばらくよろしくお願いいたします。