7月27日に、ロンドンオリンピックが204の国と地域が参加して開幕しました。8月12日まで26競技302種目で熱い戦いが繰り広げられています。
オリンピック開催期間中の、日本とロンドンの時差は8時間あり、日本選手の活躍が期待される柔道、レスリング、体操、サッカー等の決勝は深夜から未明になることが多く、ライブで観戦することは容易ではないですが、四年に一度の世界的イベントですので、眠さを吹き飛ばしてでも見る価値のある、熱く、感動ある戦いが繰り広げられています。
オリンピックと言えば『参加することに意義がある』という名句があります。この言葉を少し取り違えて、「弱くても参加できる」「準備が万全でなくともとりあえず試験を受ける、参加する」というように用いられることがあります。
この言葉は、1908年のロンドンオリンピックで米英の国家間の対立が競技に及んだことを憂いて、ミサで大主教が述べられた「勝つことではなく、参加することに意義があるとは至言である。人生において重要なことは、成功することではなく、努力することである。根本的なことは、征服したかどうかにあるのではなく、よく戦ったかどうかにある」という言葉を、近代オリンピックの提唱者で、当時のIOC会長であるクーベルタンが引用した演説の一部だけが流布したものであります。
本来の意味は、「重要なことは成功することでなく努力することである、後悔は参加しなかたこと、努力しなかったことにある」というものであり、これは、オリンピックやスポーツだけではなく、全ての人や組織にとって共通の理念であると思います。
熱さ本番を迎えますが、私たちもアスリートたちから元気や勇気をもらい、プロの自覚をもって、個人の目標・ビジョン、会社のビジョン・理念達成のため努力してまいりましょう。