朝の“おはよう”の挨拶に続き、条件反射的に“暑いね”と発してしまう盛夏を迎えました。“言うまいと思えどこの暑さかな”という川柳がありますが、まさに言い得て妙であると感じる暑さです。
“夏”と言えば“夏休み”を真っ先に連想するのではないでしょうか。私は夏休みと言えば、親から離れ親戚の家で過ごした蚊帳と花火、きも試しをした夜。ランニングシャツ姿での早朝のカブト虫取りにラジオ体操。夏休みの課題である一人一研究や日記との戦い。暑い中、真っ黒に日焼けしたサッカーの練習や海水浴とかき氷など、次々とノスタルジックな思い出が甦ります。
夏、夏休みで連想するキーワードには何か共通のものがあるように感じます。それは“チャレンジ”ではないでしょうか。夏休みという異空間と次元の中で、普段では出来ないことへの“チャレンジ”をしてきたのではないかと思います。具体的には、ラジオ体操の皆勤や日記を継続するという“チャレンジ”。カブトムシなどの昆虫をたくさん取るという“チャレンジ”。体力と知力を高める“チャレンジ”などであります。私たちは幼い頃には、無邪気に様々な“チャレンジ”をしてきましたが、大人になると“チャレンジ”をしなくなる傾向にあります。
夏は“チャレンジ”の季節です。私たちはこの夏に新たな“チャレンジ”に臨みます。それは働き方改革への“チャレンジ”です。国土強靭化、安心で安全な社会の実現に向けて、私たちの産業、仕事に対する社会からの要請が高まり、ありがたいことにお客様から多くの仕事をいただいています。私たちの“チャレンジ”とは“限られた時間でやりがいを持って効率よく働き、社会やお客様から喜んでいただける良い仕事をする”ということです。
この8月には全社的に夏休み9連休を予定しています。忙しい、出来ないなどの否定的な発想や仕事に振り回されるのではなく、前向きさ、組織力を生かすこと、時間管理を徹底し、ひとり一人が目標設定し“チャレンジ”することで暑い夏を熱く乗り越えてまいりたいと思います。
和田晶夫