1月20日、バラク・オバマ氏がアメリカ合衆国第44代大統領に就任しました。
世界的な経済危機、大国アメリカ合衆国の危機ともいえるこの時期に国民の大きな期待と全世界からの注目を受けて就任したわけであります。就任式とその演説の模様は世界中に放映され、いろいろな意味で大きな感銘、感動を与えるとともに、歴史的な出来事となったのではないでしょうか。
就任演説の中で印象に残ったところは『A new era of responsibility 新しい責任の時代』を訴えたことであります。
『新しい責任の時代』について訳文を引用しますと「いま我々に求められているのは、新しい責任の時代に入ることだ。国民一人ひとりが自信と自国、世界に義務(責務)を持つことを認識し、その義務をいやいや引き受けるのではなく、与えられた機会ととらえ喜んで義務を果たすことだ。困難な任務に自らの全てをかけることほど、心を満たし、我々を尊いものにするのだ」と述べています。
世界的、国家的な危機に直面している今、政府、人任せではなく、『We (自分たち)』が主語でなければならないということ、一人ひとりが責任を果たさなければならないことを強く国民に訴えたのだと思います。
豊かな時代、恵まれた社会では、とかく、権利ばかりを主張し、責任を担わない態度、責任転嫁といった無責任な風潮で義務を果たさないと言われます。
皆様も認識されていると思いますが、全ての環境が大きく変わりました。アメリカ合衆国のみならず、わが国、全ての組織、そして当社においてもそれぞれが果たすべく『責任』についてしっかり考え、認識し、一人ひとりがその『責任』を果たすべく、主体的に行動を起こさなければならない時代になったと思います。
私たちが厳しい環境下にあることは重ねて垂オ上げています。
一人ひとりが『We(自分たち)』の精神を持ち、全社が一丸となって歩んでまいりましょう。
多忙な時期を迎えます、また、厳しい寒さも続きますが体調に留意して業務を行っていただきますようお願いいたします。
What is required of us now is a new era of responsibility∥ recognition, on the part of every American, that we have duties to ourselves, our nation and the world, duties that we do not grudgingly accept but rather seize gladly, firm in the knowledge that there is nothing so satisfying to the sprit, so defining of our character, than giving our all to a difficult task.
This is the price and the promise of citizenship.
2009年2月
㈱ワールド測量設計 和田晶夫