10月12日の体育の日に今年で21回目となる出雲駅伝が開催されました。
出雲駅伝は正月に行われる箱根駅伝、11月1日に行われた熱田神宮と伊勢神宮間を結ぶ全日本大学駅伝と共に三大大学駅伝のひとつに数えられています。この三大レースのなかで最初に行われるのが出雲駅伝であり、駅伝シーズンの開幕を飾るレースです。
このレースは出雲大社勢溜りの鳥居前をスタート地点とし、旧大社町、出雲市、斐川町、旧平田市を周回する44.5kmを6人のランナーにより襷をつなぐスピードレースです。全国から注目される大学生アスリートにより展開される熱戦の模様はテレビ中継により全国に伝えられています。また、それと同時にこの出雲地方の景観、文化を全国に向けて発信しています。
スタート地点から一斉にランナーが駆け抜けるのは出雲大社の参道である神門通りです。大鳥居をくぐり抜け宇迦橋を渡り、市道神門中筋線を通り、旧大社駅舎前を通過し浜山公園に至るのがレース序盤であります。この区間の歴史ある街並みや新しく出来た道路、広場等を地上からの映像に加え、ヘリコプターで上空からの映像も全国へ発信されました。
現在、当社では出雲大社の参道である神門通りの街づくり、都市計画の整備計画を策定しています。また、この神門通りに新しい観光拠点として今年完成した交通広場は当社が計画、測量、調査、設計を行ったものであり多くの人に利用されています。同じく大社駅周辺、市道神門中筋線は約20年前から当社が関わってきた施設、道路であります。
今回の大学駅伝の映像を見て、改めて当社の行った仕事の足跡を感じることが出来、幸せな気持ちに浸ることが出来ました。
仕事を行っていると、工期に追われ、雑務、諸事に縛られることが多く、マイナス思考になるものです。そのような時には、是非とも大局的な見方、考え方をしていただきたいと思います。それは、私たちの行う業務、仕事により出来上がったものはこの地域の人々をはじめ多くの人に使われ、そして後世に残るものであるという見方、考え方であります。そのように考えれば、仕事をする上でのプラスのエネルギーに変わるのではないかと思います。
一昨日には真冬並みの強い寒気が流れ込み山間部では初雪を観測いたしました。業務も繁忙期を迎えますが、体調に留意すること、そしてそれぞれの方法、取り組みでプラス思考を作り業務を行ってまいりましょう。