残念ながら急逝した私の盟友は、『返事をする際は前向きに気持ちよく』ということをモットーとしていました。彼とは会社の壁を越えて業界の改善や地位向上などに取り組みましたが、明るく、肯定的で行動力のある彼の周りはいつもエネルギーに溢れ、物事が好転して上手くいくことが多く、私自身も助けられたことが多々ありました。今でも時々、故人を思い浮かべ、否定的、消極的になりがちな私自身の言動や思考を戒めています。
返事は『“ハイ”か“YES”か“喜んで”』というフレーズを、皆様も耳にされたことがあると思います。私がこのフレーズを初めて聞いた時、まさに彼のモットーと一致すると感じました。このフレーズはある居酒屋チェーンの創業者が接客用語・行動指針として採用したことがはじまりで、その後多くの企業、組織に広まりました。このフレーズが意味するところは、指示や依頼に対して『できない』『後で』といった否定形や後回しを排除し、『まずは受け入れる』というマインドから始めることです。命令されて動くのではなく、『積極性』『能動性』を引き出す『意識のスイッチ』の役割を果たしています。
私たちの仕事は、社内からの依頼やお客様からの要望や依頼から始まります。依頼して下さる方は、『この人なら』『この会社なら』できると期待を寄せて下さっています。現在、私たちの仕事において無理難題やコンプライアンス上の問題、過度な要求などは基本的にありません。もし難易度が高い依頼があれば、個人ではなく組織全体で解決していくべきものです。
『“ハイ”か“YES”か“喜んで”』は状況を好転させる魔法の言葉です。10月を迎え秋晴れの心地よい天候が続いています。この爽やかな天候のように気持ちの良い返事は、依頼した側も受ける側も、全て良い方向に導きます。この実践を通じて顧客満足と社内連携を良好にして、従業員ひとり一人の成長と幸福、会社の発展につなげてまいります。
和田晶夫