社長のコラム
『自分ごと化』
『他人事』と書いて“ひとごと”と読みます。『自分には関係ないこと』を意味する言葉で、何かの出来事について自分には関係がなく、興味や関心を持たないという態度や行動のことを表しています。
今の社会には様々な問題や危機があります。『気候変動、異常気象』や『少子化による人口減少』『物価高騰』『戦争、テロ、サイバー攻撃やハッキング』など、挙げればきりがないほどです。当社においても同様で『働き方改革への取り組み』『技術の継承、担い手の確保と育成』や『市場の変化と縮小』など、様々な課題に直面しています。様々な課題について、社会においては先ずは政府、自治体が取り組ことで、会社においては経営者が責任を持って取り組ことでありますが、これらの課題や危機を乗り越えるためには多くの国民、市民や社員のひとり一人が当事者意識を持つことが肝心です。
『他人ごと』の対義語としてよく使われるのが『自分ごと』です。『自分ごと』とは『自分に関係あることや自分に関わる事柄で、物事を他人や環境のせいにせず、自分に矢印を向けて考え、対処、改善する姿勢や考え方』で、最近ではビジネスや人材育成の場で『自分ごと化』という言葉をよく耳にします。
これからの変化の多い時代、価値観が多様化する社会において、企業が生き抜いていくためには社員ひとり一人が『自分ごと化』をしていくことがとが必要です。
仕事における『自分ごと』とは、主体性を持って取り組む姿勢やマインドで、義務感や機械的に仕事を行うのではなく、目的を明確にして、情熱と思いを持って仕事に取り組む姿勢です。『自分ごと化』することで組織が活性化し、個人が成長し生産性が高まり、関わる人に幸福、満足をもたらします。
当社では『七つの問いかけ』を皆さんと共有し『自分ごと化』に取り組んでいます。
- 目的 目的・ビジョンは明確か
- 使命感 自らの業務に自信と誇りを持っているか
- 積極姿勢 プラス思考で発想し、積極的に行動しているか
- 協働 社内の連携、協力を図っているか
- 自己実現 品位を磨き、成長し続ける努力をしているか
- 感謝 思いやりと感謝の気持ちで行動しているか
- 幸福、満足 楽しんでいるか
『自分ごと化』により、ひとり一人が主人公になって良い仕事、喜んでいただける仕事をして幸福、満足を達成できるように精進してまいります。
和田晶夫
