当社創立50年を記念する、令和3年4月1日の年度初め式において、松田和久顧問より
中途半端だと愚痴が出る
いい加減だと言い訳が出る
一生懸命だと知恵が出る
という言葉をいただきました。
私はこの言葉がずしりと胸に刺さり、直ぐに顧問にお願いし揮毫していただきました。その後、この揮毫を傍らに置き、中途半端でいい加減な私の行動を戒めるべく大切にしています。
この言葉は戦国武将の武田信玄が残したとされるもので、本来は
一生懸命だと知恵が出る
中途半端だと愚痴が出る
いい加減だと言い訳が出る
という言葉を顧問の感性で順序を変えて表現されたものです。
私たちは“中途半端”な気持ちで仕事に取り組み、上手くいかないと「ちゃんとやっているのにうまくいかない」と愚痴が出ます。“いい加減“な気持ちで仕事に取り組むと、出来なかったことを、環境や周囲のせいにして、自分を正当化する言い訳となります。私自身が正にその傾向にあることからこの言葉が胸に刺さったのだと思います。“一生懸命”仕事をすることとは、仕事の目標、目的を明確にし、ブレることなく、強い思いを持って突き進むことです。そうすることで、知恵が湧き出てくるのだと思います。
この夏には、三度の豪雨により、県内の広い範囲で甚大な被害が発生しました。当社では、発災直後から三箇月余の間、全社をあげて災害復旧に取り組み、社会、お客様の要請に応えることができました。社員の皆さまに感謝を申し上げます。今月から、この間ストップしていた通常業務を再始動することになり、多忙を極めますが、ひとり一人が一生懸命になり、知恵を出し、皆の知恵を結集し総合力を発揮して、社会、お客様の期待に応え、幸せのサイクルを回してまいります。
和田晶夫