9月6日、当社創業者である和田秀男が88歳の天寿を全うし帰幽致しました。社員さんをはじめ、生前ご縁のあった多くの人に温かく見送っていただき、旅立ちました。霊前にはご丁重なるお供物を賜りましたこと、生前賜りましたご厚誼に深く感謝を申し上げます。
故人は、20歳から土地改良事業の技術者として働き、20年の経験を積んだ後、昭和47年3月に多くの人とのご縁に恵まれて当社を起業しました。創業時は高度経済成長期にあり順調にスタートしましたが、その後、幾度も社会環境の波があり、様々な苦労に直面しました。しかし、持ち前の忍耐強さと多くの人とのご縁に支えられ、技術者として、後半は経営者として会社と業界の発展のために約70年間ひたむきに働き、歩んでまいりました。達成感のある幸せな人生であったと思います。
当社の創業の精神は『仲間との“和”を大切にし、社会に“和”を広げること』であります。その精神は、何よりも人や地域との「縁」を大切にして、そこから生まれる「絆」を紡ぎ、地域社会が「縁」と「絆」によって大きな「和」で結ばれることを願うものであります。そのおもいを表したのが経営理念『我々は社業を通じ、地域に幸せの“和”を広げることを使命とします』であります。
時代は創業の時代である昭和から、私たちにとって激動の時代である平成へと移り、今年は新しい令和の時代を迎えました。それと同時に創業者を見送ることとなりましたが、当社の創業の精神は生き続け、経営理念は不変のものであります。
本日、令和元年度下半期のスタートを迎えました、気持ちをこめた、おもいのある仕事をし、社会やお客様に喜んでいただき、そのことにより仲間、関わる人との和が深まり、広がるよう、気持ちを新たにしスタートしてまいります。
和田晶夫